搬入経路の確認箇所について
はじめに、商品の梱包サイズのご確認ください。
梱包サイズの確認では、特に[一番長い辺]と[一番短い辺]の寸法が重要です。
これらが搬入経路の対応するサイズよりも小さければ、通常スムーズに搬入できます。
次に、以下の場所にドアノブや照明器具などがないか確認しましょう。
・玄関(幅・天井までの高さ※照明器具等も考慮)
・部屋の入口
・廊下(幅・天井までの高さ※照明器具等も考慮)
・通路(幅・高さ)
・階段(踊り場の奥行・幅・高さ)
・エレベーター(幅・奥行)

通路
直線
入口や通路の幅が、商品梱包サイズの最も短い辺より約10cm広ければ、搬入に問題はありません。
直角の曲がり角がある場合
A²+B²>C²通路幅Aの二乗+通路幅Bの二乗が、梱包商品の長辺Cの二乗よりも長ければ搬入が可能です。
※手すりやドアの位置によっては搬入できないこともあります。また、いずれの場合も搬送する配送業者が通れるほどのゆとり幅が必要です。

商品を縦にして搬入するケース
商品の最も長い対角線よりも通路の高さがある場合は、縦にして運ぶことができます。
この際、通路幅は商品の最短辺以上であれば搬入可能です。
※場合によっては梱包を外す、または斜めにして運ぶことで対応できることもあります。
階段
商品を縦向きに搬入
商品の搬入には、踊り場の高さが最も長い対角線の長さを超えていること、階段幅が商品の一番短い辺よりも広いことが条件となります。
※場合によっては、梱包を外したり、斜めに傾けることで搬入が可能になることもあります。
商品を横向きに搬入
曲がり角のある通路と同じく、通路幅AとBをそれぞれ2乗し、その合計が商品の最長辺を2乗した数値より大きければ搬入は可能です。
※ぴったりではなく、ある程度の余裕が必要です。
※手すりやドアの位置によっては、搬入が難しいこともあります。
エレベーター
扉の幅が商品の最も短い辺より広く、エレベーター内の高さが商品の最長対角線を上回り、奥行きが二番目に短い辺よりも広ければ、搬入が可能です。
※商品を斜めに傾けることで、エレベーター内の高さが不足していても搬入できる場合があります。
| 定員 | 積載荷重 | 有効出入口寸法 (cm) | エレベーターの内寸 (cm) |
|---|---|---|---|
| 6人 | 450kg | 幅80 × 高さ200 | 幅105 × 奥行き115 × 高さ220 |
| 9人 | 600kg | 幅80 × 高さ200 | 幅105 × 奥行き152 × 高さ220 |
JIS A 4301-1983エレベーターのかご及び昇降路の寸法 ※あくまでも目安ですので実際のサイズを測られることをお勧めいたします。